若かりし頃の顔立ちに
近づける立体施術。
正顔法施術は、独自の手法で顔の変形に立体的にアプローチする美容施術です。
顔は立体構造で、その形の改善を図るには立体的に形状を戻す必要があります。一般的な美容施術のように、撫でる様な平面的施術ではありません。顔の各構造を立体的に盛り上げる施術が正顔法施術です。
施術の前に洗顔を行う
立体施術は、皮膚の固定した癒着を解除するカタチ洗顔から始まります。
長年かけての少しずつ老化した形。老け顔、弛み、目の周りの痩せ、ほうれい線などの現象。これらの顔の形の劣化は、長い年月をかけて本来の配置を崩した結果です。
そして、それを歪んだまま定着させているのが皮膚であり、カタチ洗顔でその形を固定している皮膚の状態を先ず解除します。
皮膚の歪んだままの固定を洗顔で解除すると、内部の変形した癒着を解除する刺激が始まります。そのタイミング逃さず立体施術で、形の正常化を行います。
皮膚は顔や体を覆う薄いだけのシートであると考えがちですが、実際はそうではなく、内部の機能や動き、形に大きく関わっています。薄いシートである皮膚へのアプローチは、さほどの力もなく効果がないとイメージされるかも知れません。
ところが、皮膚には、内部の配置や形をコントロールする力が備わっています。長年の施術経験から得た理論をアプローチ法として変換し、立体的に顔の形状を若かりし頃に戻していきます。
この正顔法施術は、自己再生力の働きを利用しているので、施術後時間経過と共に、形の再生が行われるのが特徴です。
立体施術とは
顔の構造は、目とその周囲、口周り、鼻、頬など、それぞれ定位置にあり、その範囲内で完結しています。
つまり、それぞれの配置ごとに、それを構成する組織の繋がりが途切れる事なく正しく単位を構成し整然と配置され、その状態によって連動性を保っているのです。(顔を構成する単位:ブログ「顔変形にはパターンがある」参照)
例えば、目の周囲であれば、変形によってその範囲をはみ出した組織は、目の周囲の組織全体の配置を崩してしまいます。
ですから、その範囲を超えて定位置からはみ出た組織は、一旦定位置に戻すように立体施術で誘導します。表面的に移動させたところで、組織同士の位置関係や配置が戻る訳ではないので、瘤化やねじれ、扁平化などを起こしている繊維構造を丁寧に元の配置へと戻すのが施術の内容です。
これは、発生学と解剖学を独自の視点で取り入れながら、長年の施術経験によって可能になった技術です。
おおまかな立体施術のステップ
❶先ずは、顔や身体の形の劣化は、身体全体の骨格が、顔から下がった位置で固定しているので、簡単に骨格を頭の方向に近づくよう、ゆるめます。カタチ洗顔後であれば、ほんの数秒で、肩幅胴体腰足などの身体の引き締まりが始まります。
❷フェイスラインの下垂や痩せを、立体的な丸みに整えます。
❸扁平化し横に広が下垂した鼻を、高い位置に誘導し、中心の高さを取り戻しながら形を整えます。
❹横に広がった額を中心に戻し、丸みを整えます。
❺目の立体構造を定位置に誘導し、瞼のしっかりした張りを整えます。
❻周囲に扁平に広がった口の組織を、コンパクトに中心に盛り上げます。