始める前のお顔が、左側の写真。34日後のお顔が、右側。

顔全体が広がっている状態で、特に目・鼻・口の皮膚が緩んでいました。 それによって、顔立ちが間延びし疲れた印象になっています。
外郭に広がってしまった皮膚を、肌体操によって定位置に誘導することで、顔全体が中心に寄り始めました。その結果、角ばっていた額に丸みが戻り始めます。
目の周囲の肉付きが良くなり、目元が涼し気になってこられました。 唇に膨らみが戻り始め、下がっていた口角が上がり始めました。
カタチ洗顔の途中、広がっていた皮膚が引き締まるとき、余った皮膚の表面が薄皮がめくれるようにはがれ落ちました。 この現象は、顔が戻り始めるサインのひとつ。

１回目のアプローチの翌日、肌がガサガサし、強い乾燥感が出てきたそうです。
その翌日には、ズルンと古い角質が剥がれて、これまでにない感触ですべすべに。

「50歳を超えて、この感触が出るなんて！」と、ツルツルしたお肌を見せて頂けました。 汚れを取って正常なターンオーバーを促すという目的だけでなく、コンマ数ミリの表皮の固着した汚れにアプローチするのがカタチ洗顔です。 なので今までにない肌の健康な状態が、自身でも驚かれるほどの肌のツルツル感として実感されたのだと思います。

顔中心の膨らみが戻ってきたものの、まだ不安げな印象が残っているので、ストレッチの皮膚誘導によりしっかりとした顔の纏まりを造るようにしました。
その結果、顔周囲のゆるみが改善しました。

カタチ洗顔後のノーメイクにもかかわらず、しっかり目力がついています。 額のなだらかな形状が、女性らしさを感じさせるようになりました。 口の周りにも膨らみが戻り、ほうれい線がほぼわからないまでになっています。

「洋服にシワがでなくなった。着古したシャツもシャキッと見えるようになりました」。
これは、カタチ洗顔による効果のひとつです。身体の軸が真直ぐになることで、筋トレをしたようなアスリート感、そのラインが出てきます。

皮膚で身体のラインが変わるの？と思われるのは当然です。私もいまだにたかが薄い皮膚で、なぜこのような現象が起こるのか、正直、不思議でたまらないのです。 私の場合は皮膚を対象として、皮膚張力のバランスを改善させると、どのような現象が起こるのか、その起こる確率が高い事象を集め、施術法として活かしています。

皮膚というスイッチで起こる現象のメカニズムとして、身体が作られる過程の発生学やメカノバイオロジー等を用いて説明していますが、この様々な現象が起きるには、もっと多くの要因があるのだと思います。
皮膚という視点で、身体がどう反応して、そのような現象が起こるのか、様々な研究分野で取り組むだけの価値が「皮膚」にはあると思っています。

４回目のアプローチは、カタチ洗顔で顔全体のバランスを整えてみました。
２日後。 近くにお住いなので、お顔の状態を見せて頂くと、瞼・頬・口の周り・ほうれい線もほぼ改善され、若かりし頃の顔立ちが戻っています。